皆さま、こんにちは。Clover出版のスマイルシンデレラ(自称)ことカギマユです。
さて、突然ですが、アンジェラアキさんの「手紙~拝啓15の君へ~」という曲をご存知ですか?
2008年のNHK音楽コンクール中学校の部の課題曲として書き下ろされた「手紙」。この曲は、アンジェラアキさんが、30歳の誕生日に、ご自身が15歳の時に自分宛に書いた手紙を、お母様から届けられたことをきっかけに作られたそうです。
歌詞では15歳の「僕」が悩みを未来の自分に宛てて、「手紙」を書くことによって今を生きていくということを表しているんですよね。
さて、ここで皆さんに質問です。
私自身は、小学校6年生・高校3年生の時に、それぞれ「20歳の自分へ」という手紙を卒業文集の中で書く事がありましたが、大人になってからは、ずっと書いた事がありませんでした。
最近は、スマホ1つあれば、何でも買え、入力もスマホのみで、手書きの文字を書く機会も減りましたよね。今から10年前、衝動にかられるように、必要に迫られるように書いたのが、35歳の時に書いた手紙です。きっかけは、2009年3月 初めての人間ドックで乳がんと宣告された事です。
最初のドクターは聞いてもいないのに「この状況ですと、5年生存率は・・・」と淡々と語り始めたのです。今でも忘れないその時の私の心の叫び「人の命の期限を勝手に決めるな~!」その4日後、元々主人のKeyくんと一緒に、温泉旅行を企画していたのです。
初めて乳がんと言われ、かなり動揺していたので、キャンセルする事も考えたのですが、こういう時だからこそ、2人で話し合う時間や今後の人生を見つめ直す時間を取りたいという事で、温泉旅行に行く事を決めました。
そこで、沢山2人で話し合い、一番身近なKeyくんが「一緒に乗り越えよう」と言ってくれたのです。大切な家族の為にも絶対に乗り越えたい!という強い思いから、母の言葉を思い出しました。
それは「何か乗り越えたい事がある時は、思うだけじゃなくて、書いたり話した方が叶いやすい」というもの。そこで私は、湯西川温泉で自分への手紙を書いたのです。
1回目:手が震えて字にならない。
2回目:涙がこぼれすぎて、インクがにじむ。
3回目にして、ようやくかけた自分への手紙。
今日は、その手紙を公開したいと思います。
「5年後のあなたへ」この手紙を読んでいるということは、約束通り、笑顔で乗り越えたんだね。長く険しい山を良く乗り越えたね。これから先、あなたが越えた山を遥かに越える大きな幸せがいっぱい待っているよ。大切な家族・仲間、支えてくれている皆に感謝の気持ちを忘れずに、さらにワクワクの未来に向けて一歩ずつ進んでいこうね。乳がんを乗り越えた体験も宝物にしよう。
2009年3月14日
35歳の私から40歳の私に向けて書いた手紙ですが10年前の自分自身から、今でも勇気を貰っています。この手紙を書いた10年前は、宣告されて4日目。「死」の恐怖が突然やってきて、不安でいっぱいでした。
「この手紙の相手は、5年後の自分。本当に生きていて、読むことができるのかな?」「今の気持ちを書くのが怖い」葛藤する心と向き合いながらも、乗り越えたい思いから、必死で書いた事を覚えています。現在の自分から未来の自分への手紙。今は10年経って、過去の自分から現在の自分へエールを贈られている感じです。
「今」この瞬間の積み重ねが、数秒後には過去・数秒先は未來になるんですよね。だとしたら、「今を笑顔で生きる」事が、笑顔の毎日・笑顔の未来を重ねる事に繋がり、さらに周りの人を笑顔にする事にも繋がると信じています。10年経ったら、実際に書いた通り、乳がんを乗り越えた経験も宝物になっています。
「未来の自分へ手紙を書く」という事は、あなたの人生のナビゲーションをセットする事なのです。「書く」という行為は、自分を認める事にも繋がります。今を変えれば未来が変わる。「書く」事で、行きたい方向が明確になりますよ。ワクワクしながら、既に叶ったかのように書く事もポイント。
ぜひ、あなたの人生のナビゲーションをセットするために、未来の自分への手紙を書いてみてはいかがでしょうか?
では、最後に私の大好きなアンジェラアキさんの「手紙」の中の大好きなフレーズを歌って終わりたいと思います。「今を生きている~♪」ありがとうございました!!
今日も、ひまわりのような120%笑顔
Clover出版の「スマイルシンデレラ」(自称)カギマユでした。
【Clover出版事務局よりお知らせ】
弊社広報マネージャー鍵麻由が、起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア「Key Page」さまより、取材を受けた際の記事をご紹介させて頂きます。
KeyPage
Clover出版広報マネージャー兼会長秘書。スマイルシンデレラ(自称)ことカギマユです。読んだ人が笑顔になる発信を心がけています。